株式会社日本旅行では、訪日外国人の医療検診旅行を専門的に扱い、外国人の受け入れ態勢の整備と誘致の推進を行う目的で、「訪日医療ツーリズム推進チーム」を7月1日に新設している。
同社では、2009年4月より中国人富裕層を対象にPET(陽電子放出断層撮影装置:早期がん検出装置)検診ツアーの受け入れを開始しており、新設の部署においては、各中央省庁、地方自治体の取組と連携を図ることで、外国人の受け入れ態勢を整えると共に、過去の取扱いから得た同社独自のノウハウを活用し、市場の拡大を目指していくという。
なお、新設部署は、国際旅行事業部内に設置され、構成人員は、7名。業務として、「医療施設ネットワークの拡大(国内訪日基盤整備)」、「海外医療関係専門ツアーネットワークの構築」、「訪日インバウンド医療ツアーの開発・販売促進等」などを行う。誘致対象国は、中国、東南アジア、中近東、ロシアなど、取扱目標を、2010年で200人、2013年度には2,000人を上回る受け入れを目指している。
「医療ツーリズム」とは、医療を受ける目的で、他の国へ渡航することをあらわす言葉。アジアでは、タイ、インド、シンガポール、マレーシアなどの国が医療ツーリストの受け入れに積極的に取り組んでおり、日本でも費用対効果の高い健康診断や特定の疾病検診、最新の医療技術への需要が高いことから、魚中心の食生活や伝統文化などの観光資源とからませることで、近年特にサービス関連業界からの注目を浴びている。
野口英世とまでさかのぼらなくても、国際貢献において日本の医療は、高い評価を受けていると思われる。あくまでも医療が中心となり、ふとしたきっかけでの日本再発見をツーリストに感じてもらう機会となれば何よりであろう。
(株)日本旅行リリース
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